ある在日3世の自画像「学歴で自分を飾る選択肢なんかないと思っていた」


一方、物分かりの良くなった日本社会の中にあって、在日のある部分が浮いた印象を与えているかもしれない。いまの時代を普通の日本人と同じように生きる上で、在日がかつてほどギラついている必要はないとも言える。

実際、これからは昔に比べ、のんびりした在日が増えてくるだろう。そうした人々が主流を占めるようになる頃には、たぶん、「差別の置き土産」も消えているのではないだろうか。(文/ジャーナリスト 李策)

※『SAPIO』2015年2月号掲載の記事に、見出しの付け替えなどの修正を加えました。

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