「みずほは多数の警察OBを受け入れており、彼らを通じて捜査現場に圧力をかけ、動きを遅らせていたようです。しかし現場としても、事件の詳細がネットで刻々と明かされる状況下では、いつまでも着手しないという訳にはいかない。一時はネット情報誌に威力業務妨害を適用し、力ずくで黙らせようという物騒な案も浮かんでいたようですが、結局は立ち消えになりました」(事件に詳しいジャーナリスト)
そして、オリコの暴力団融資問題から一定の時間が経過してようやく、警察も捜査着手にはこの辺が頃合いと踏んだのかもしれない。
今後の焦点は、警察の捜査がどこまで踏み込むかだが、たとえそれが〝生煮え〟に終わっても、被害者らはみずほを相手取り民事訴訟も起こしている。ネット情報誌による事件の「実況中継」は恐らくこれから数年に渡って続き、みずほを悩ませることになるかもしれない。