ある在日3世の自画像「学歴で自分を飾る選択肢なんかないと思っていた」


成功したければ医者か弁護士に!?…開き直る“その他大勢”

世の中、変われば変わるものだ。

「民族差別って、本当にあるの?」

たまにそんな質問を受けていたのが、ひと昔前のことである。あれから十数年。

「実際のところ、在日特権みたいなものはあるのでしょうか?」

最近ではこんなことを聞かれる。

話がまったく逆さまになってしまったわけだが、答え難さという点では共通している。

差別については、少なくとも個人的には体感したことはない。しかし日本社会の隅々まで知り尽くしている訳ではない以上、どこかに残っているかもしれないものを「ない」と断言するのははばかられる。