【日韓国交50年】歴史問題も霊感商法も“どこ吹く風”…統一教会と蜜月「日本の大物政治家」たち


しかし昔に比べれば、これしきのことは驚くに当たらない。かつて自民党の大物議員らは、誰はばかることなく公然と、勝共連合と文鮮明氏にエールを送っていた。勝共連合は政治家に秘書や選挙運動員を派遣しており、これがテキメンに効いていたのだ。

統一教会が日本政界への浸透を図る上で足がかりにしたのが、日韓国交正常化の立役者となった岸信介元首相だった。

日本共産党がまとめた『韓国の謀略機関 国際勝共連合=統一教会』(78年)によると、岸信介元首相は1970年8月、勝共連合の本部を訪れ「勝共連合の諸君のあふれるような熱情と実行力とに本当に心を打たれた」などと語ったという。

岸、福田、海部…そしてハマコー

同書は統一教会や勝共連合の機関紙から、こうした保守政治家からのメッセージを多数引用している。

以下に、その一部を抜粋する。(※印は編集部)