日本の新聞で取り上げられるロシアウオッチャーの学者たちの多くが、今回の安倍首相の「新しいアプローチ」交渉に否定的で、日本の経済協力だけが「食い逃げ」されるといった主張がなされていることです。
このまま交渉しなければ、いつまでたっても北方領土問題は解決しません。現状維持を期待するアメリカの意向を気にしているのか、建設的な主張だとは到底思えません。
先日、安倍首相が12月26,27日に真珠湾を訪問する意向を明らかにしたことも気になります。この訪問が日ロ首脳会談開催にあたってのアメリカのご機嫌を取りなすためのパフォーマンスであってはならないからです。
先の戦争についてはいまだにきちんとした歴史的な検証がなされていません。