北方領土交渉が一筋縄ではいかない事情


一水会代表・木村三浩氏が語る

率直に言って、この12月15日の会談では、北方領土の問題はすぐには動かないでしょう。

私は北方領土問題には若いころから興味を持っていました。ロシアにも20回ぐらい、足を運んでいます。

2014年にロシアへの帰属問題で注目を集めたクリミアにはこの2年間で8回ほど訪問し、今年9月に実施されたクリミアの初の下院選挙では「国際選挙エキスパート」として選挙立会人という立場で投票所などの視察もしました。

ロシアに対する不信感

ロシアとの交流を本格的に始めたのは、2000年ごろからです。