北方領土交渉が一筋縄ではいかない事情


つまり、二島先行返還の可能性を示唆しています。

これまで七十数年間、領土は固定化されたままでした。日本は歯舞、色丹の二島先行返還を実現させ、弾力的な対応を取るべきです。

もちろんその後も択捉島、国後島の帰属問題を討議していかなければなりません。「妥協する」というのではなく、現実的な対応をするということではないでしょうか。多くの日本国民も理解してくれるものだと思っています。

ロシアに向けられる日本の軍備

また、北方領土問題解決の前提となる平和条約締結は、北東アジアの軍事プレゼンスを下げることにも寄与します。